流れ作業などの場合、無意識に流れを手で追ってしまうため、不用意な隙間をもったカバーでは指詰め等の危険があり、また、危険回避でとっさに手などを引っ込めてしまうなどの動作についても同様のリスクがあります。そのため、安全性を考える場合には、人間のとっさの行動を理解し、加味することも大切です。
また、インターロックの設置の仕方によって、それを改ざん（無効化）し、運用されてしまうといった懸念が生じます。
いずれにせよ、安易な設置は『安全のために』のはずが、かえって不安全な状態を生む結果となり得ますので注意が必要です。
もう一方の光学式のパターンを考えた場合、開閉動作がいらないということが最大のメリットと言えます。開閉動作に伴うスペースが不要で、且つ、センサーの光軸が確保できればいいので省スペース化が図れます。最近では、全周囲のセンシングが可能になるものもあります。
デメリットは、ハード式と違って少しコストがかかることと光軸が見えないことです。
光軸が見えないことが、時として厄介な問題を引き起こします。
