センサーが反応した場合の制御は、概ね、非常停止と同義です。
侵入あり ⇒ 危険を察知 ⇒ 機械動作を(直ちに)停止させる。
そのため、機械動作を再開させるには、原点復帰などの初期化が必要になるケースもあるため、生産に対する機会損失になってしまうのです。
この点、安全側に作用することを考えれば事故が発生するよりもマシかもしれませんが、それが頻繁に発生し、生産に支障をきたしてしまうのであればちょっと考え物かもしれません。
という意味では、ハード的でも光学式でもインターロックを行う場合には機械側の振る舞いを決めておく必要があります。
どんな状態であっても直ちに止めるのか? あるいは、サイクル停止のように一連の動作を完了した後に停めるのか? また、その後の復帰をどのように行うのか?
いずれにしても、作業者の安全を第一に確実に担保した上で、生産を鑑みながら決めていくことが肝要です。