こんちは。 時短設計®研究所、所長のけたろーです。
さて…
作ってるだけじゃダメ!
ここのところ、生産現場の在り方も変わってきているようです。
なにが変わってきたか? といえば…
〝ただ作るだけ〟というのでは、ダメになってきているということです。 作りだす以上は、それへの 検査も含めた工程を考えなければならない というように変わってきたということです。
作った物への検査はセットで。
つまり、作りっぱなしではなく、検査を含めて行うということが、製造者側の責任 になっているというわけです。
これに関して言えば、目視による検査とか、官能試験とか、そういう類の検査で、以前から工程に組み入れられているとは思います。 でも、それに加えて 機械的な検査 が必要になってきているということです。 機械的な検査とは、検査装置などを用いた検査ということです。
これはどういうことか? と言うと、例えば、バーコードなどがそれです。
今やバーコードを使ったPOSレジは当たり前の世界ですよね。 バーコードをかざして、商品や単価をチェックして、清算に繋げる…。 でも、もし、そのバーコードがレジで読み取りができない場合はどうなります?
バーコードがついているのに、店のバーコードリーダーで読めない、認識されない… となると、レジ待ちに混乱を招くはずです。 たまにありますよね? バーコードにキズや汚れがついて読めないという状況。 並んでいるレジでそれが起こると… 混んでる店なら状況的にすごくまずいですよね。
こと、商品を通じた全てが読めないとすれば、その商品を提供している事業所への責任は甚大です。
バーコードがあるかないか?
… ということは目視でも確認は可能です。 でも、それがきちんと読めるか、読めないかは人の眼では判断できません。 だからこそ、作業現場で事前にバーコードリーダー(読み取り装置)を使った検査が必要になります。
事前に確認しておけば、少なくとも、工場では読み取りがOKなわけですから、市場先での機械に問題があるのか? といった切り分けができます。
人による主観的な検査の問題点。
目視検査などの人による〝主観的〟な検査は、ある意味、優秀で、且つ、臨機応変で使い勝手が良いという面があります。 でも、その一方で 【見落とし】 というミスが発生する可能性が高いのも特徴としてあります。

ちなみに、人間の集中力は15分~60分くらいと言われていて、検査作業が長時間に及ぶ場合は、こういったミスが起きやすくなります。
簡単な検査ほど…
スーパーの売り場などでいろんな商品を見た感じ、最近では、POPのラベルだったり、その他、消費行動を促すための様々な仕掛けが商品パッケージに施されていますよね。
商品企画のマーケティング上、必要不可欠なファクターになっています。
そういうことへの裏返しを考えてみると、そんな〝仕掛け〟があるということは、作業の現場でも、その〝仕掛け〟に伴った作業が発生するということです。
例えば、POPのラベルを貼付けるのであれば、貼付け作業が発生するということです。 ところが、そういった作業が追加されるに伴い、生産現場では、その作業がきちんと行われたどうか? を「確認する作業」が発生します。
ラベルの例で言えば、『ラベルを貼りつけました』の次に、「きちんと貼りつけられています。」という検査が発生します。
それが、当初、1品種程度の対応でよかったものが、例えば、貼り付ける対象の製品が増えたり、それに紐付されるラベルの種類が増えたりすると、「きちんと貼付けられています」の他に、「貼り付けるべきラベルの種類も、貼りつけるべき商品も合致しています」といった検査項目が追加されるわけです。
目視で対応していく中で、検査ミスが発生し、それが市場に出回ってしまおうものなら、概ね、誰が担当だったかの犯人探しが始まって、生産現場としての覇気もだんだんと… 作業する側からすれば、責任だけがどんどん積み上がっていく環境って、働きにくいですよね。
では、スタッフに負荷をかけずに、よりよい作業環境にするためにどうするか?
実は、便利な装置を創りました! それはこれです!
バーコードとラベルの有無を検査する装置。
表面と裏面を同時に検査できるという優れものの検査装置です。 装置の概要をお伝えすると…
装置に貼付されたラベルを確認し、同時に、バーコードの読み取りチェックを行う装置です。

検査対象としたい画像とバーコードを予めマスター登録して、それを基準に検査を行うという仕組みです。 製品を手投入にてコンベアにセットして、検査判定で異常がでれば搬送をストップして、ブザーでお知らせします。
例えば、表面に貼っているラベルを画像検査して、その裏面にあるバーコードを読み取り検査するという作業が同時にできます。 両面を一気に検査できるので、表面を検査して、裏返して検査してという2度手間な作業がなくなり、作業効率があがります。
多品種小ロットを扱われている受託包装作業されているような作業現場にお勧めです。
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