レジ袋が有料化になったのはご周知のことだと思いますが、持続可能な社会に向け、最近は〝脱プラ〟がトレンドでもあり、キーワードにもなっているようですね。 こと、包装業界ではそれが顕著に始まっているようです。
各メーカーがこぞって、プラから紙へ舵を切っているように見えます。 プラスチックを使った包装は、カートンのような紙箱を使った包装に切り替わり始めてますよね。
紙箱を成形する装置を〝カートニングマシン(カートナー)〟と呼んでいますが、概ね、カートナーを専門的に製作しているメーカーでは、自動機が主流です。
箱になる前の平たい状態で供給部にストックして、それを吸盤でピックアップしながら四隅を起こして、立体にして、中身を装填して、両側を封かんする。 そんな一連の流れを自動的にやってしまうという装置です。 もっとも、中身の装填は人手に依る場合もあるのですが、ほとんどの場合、中身は自動で装入されるのが主です。
そういった機械は、そこそこまとまった生産量の製品なら大いに活用できるのでしょうけど、機械代が高額になるため、多品種小ロットの場合などでは設備投資的に少ししんどい面があります。 そこで! そんな問題を解決すべく、〝簡易的〟なカートナーを創ったんです。 それが、これです。
ちなみに、何が簡易的なのか? というと、〝封かんのみ自動だから〟です。
機械の流れを説明しますと、
立体にする前の平たい状態のカートンを手作業で四隅を起こして立体にして、手作業で中身をいれ、機械のレーンにセットすると、それを順次搬送して、フラップ(箱の耳の糊しろの部分)にホットメルト(接着剤)を塗布して、折り曲げて〝製缶(封かん)〟されていくという装置です。 高さ調整や巾調整をすれば簡単にサイズ調整ができます。
生産数がそれほどでもない、と言う場合にすごく便利なのです。 なお、この機体は両面とも〝4枚フラップ〟であることが前提となりますが、その他のパターンでも対応できます。
また、製作がかなり前の機体ですので押しボタンスイッチの仕様になっていますが、むろん、タッチパネルでの対応もできます。 その当時は、ホットスタンプによる刻印式のロット番号印字になっていますが、これもインクジェットなどに置き替えできます。
こんな感じの装置仕様になっています。
古い画像で恐縮ですが… 動画がこれです。
ご相談やお問合せはお気軽にお願いします。