こんちは。 時短設計®研究所、所長のけたろーです。
さて…
脱プラ…
レジ袋が有料化になって、すっかり浸透してしまった感がありますね。
持続可能な社会に向け、ここんところは〝脱プラ〟が根強いトレンドでもあって、キーワードにもなっているようです。 こと、包装業界ではそれが顕著です。
包装機械の各メーカーがこぞって、プラから紙へ舵を切っているように見えます。 プラスチックを使った包装は、カートンのような紙箱を使った包装に切り替わり始めてますよね。
また、包装機械メーカーではなく、食品とか日用品、化粧品や、生活用品などの製造メーカーも、プラスチックよりも紙を使った包装へ舵をきってる感じがします。
うちの場合。
うちの得意は、紙(台紙)とプラスチックを使った『ブリスター包装』向けの包装機が得意なのですが、哀しいかな、脱プラの煽りを受けてしまっていて… そうそう、ブリスター包装っていうのは、歯ブラシとか文房具などをイメージしてもらうと ピンっ とくるかもです。 台紙と透明容器がくっついてるような包装がそれです。 これ。

でも、うちでは、包装機で言えば、ブリスター包装機だけに対応しているわけでなくて他にも対応してますっ!
カートン(紙箱)への対応。
さて…
紙箱を成形する装置を〝カートニングマシン(カートナー)〟と呼んでいるのですが、概ね、カートナーを専門的に製作しているメーカーでは、自動機が主流です。
箱になる前の平たい状態で供給部にストックして、それを吸盤でピックアップしながら四隅を起こして、立体にして、中身を装填して、両側を封かんする…。
そんな一連の流れを自動的にやってしまうという装置です。 もっとも、中身の装填は人手に依る場合もあるのですが、ほとんどの場合、中身は自動で装入されるのが主流です。
そういった機械は、そこそこまとまった生産量の製品なら大いに活用できるのでしょうけど、機械代が高額になるため、多品種小ロットの場合などでは設備投資的に少ししんどい面があります。
そこで! そんな問題を解決すべく、対応しました。
簡易型横型カートナー
こんな感じの、〝簡易的〟なカートナー を創りました。


ちなみに、何が簡易的なのか? というと、〝封かんのみ自動だから〟です。 いわゆる、製函機です。
機械の流れを説明しますね。
立体にする前の平たい状態のカートンを手作業で四隅を起こして立体にして、手作業で中身をいれて、機械のレーンにセットします。 それを順次搬送して、フラップ(箱の耳の糊しろの部分)にホットメルト(接着剤)を塗布して、折り曲げて〝製函(封かん)〟されていくという装置です。
高さ調整や巾調整をすれば簡単にサイズ調整ができます。
生産数がそれほどでもない、と言う場合にすごく便利なのです。 なお、この機体は両面とも〝4枚フラップ〟であることが前提となりますが、その他のパターンでも対応できます。
また、製作がかなり前の機体ですので押しボタンスイッチの仕様になっていますが、タッチパネルでの対応もできます。 その当時は、ホットスタンプによる刻印式のロット番号印字になっていますが、これもインクジェットなどに置き替えできます。
装置仕様はこんな感じです。
動画でご覧ください。
古い画像で恐縮ですが… 動画でご覧いただけます。
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