こんちは。 時短設計®研究所、所長のけたろーです。
さて…
作業にまつわる話し。
ご周知の通り、製造業には作業がつきものです。 機械を使った作業だったり、手作業による作業だったり…。 いろんな作業がありますし、作業をするのが日常です。
作業をする時には、作業中に怪我をしないように、細心の注意を払いながら… だけど、やってしまうときには、やってしまうんですよね… 苦笑
大事には至らなかった… いや、大事なのかもな… 縫うほどの怪我をしたことがあります。 不注意ってやつで、やってしまったことがありますよ。 うちの親父(大社長)は、一大事的なまぁまぁ大きな怪我(事故の部類に相当)をしたことがあります。 ボクの目の前で…
あっ! 今日の話しは、そんな怪我の話しではなくて… 作業効率とかの話しです。
段取りが効率を決める。
製造業の世界では、よく、〝段取りが八割〟なんていうことを言われます。
如何に効率よく作業をしていくか? というのは、前もっての準備、即ち、段取りが大事になってきます。 道具が必要な場合には、予め用意しておくとか、材料の置き方の順番とか、作業工程(順序)の流れ方とか… もろもろを前もって、用意しておいて、それから取り掛かれば、よりスムーズに作業が行える… というわけですよね。
なので、確かに、ほぼ段取りで決まっていくという面はありますよね。 けど、段取りもそれなりに大事なのですが、〝作業効率〟を考えていく上では、もっと重要なことがあります。
もっと、根本的なことというか、根源的なこと。 それって、なんだかわかりますか?
急がば…
作業しながら思うのは、よりスムーズに段取りよく、とか、手際よくとか…。 早く、きれいに、てきぱきと作業を行えるのが理想ですよね。 でも、結局なところ、これを思うんです。 それは…
手を抜かず、丁寧にする。
ということです。 なんだかんだと、結局のところ、これが一番のキモで、一番の効率に繋がります。
なんでか? これは経験談なのですけど…
とある作業… 例えば、ボール盤などでの穴あけ作業を行うときなど、ちょっとしたモノ(ワーク)なら、バイス(固定器具)で挟んでなどという作業が〝手間〟に思えて、それを使わずに横着して手で押さえながら… なんてことをやったりします。 ズボラかまして… などという表現もできるんですけど。苦笑
バイスに脱着してという〝手間〟がないので、てきぱきと効率よく作業ができます。 ・・・っが!
その方法でうまく行っている場合はいいのですが、ごく・ごくまれに、手で押さえていたのが滑って… などということが起きます。 また、ワークにドリルがかじり付き、ワークが振り回されて… なんていうことが起きます。 …ごくまれにです。
そういうことが起きると、滑った瞬間にワークが手にあたって打撲や切り傷といったケガを負うことになります。 最悪は、振り回されたワークで指や手を飛ばすとかも…. (´Д`ι)アセアセ
ワークにキズが付く程度なら… (とはいうものの、ワーク自体が支給品だったりすれば、それはそれで最悪なのですけども。)ワークを作りかえれば替えはききますが、身体へのダメージはかなりの痛手になります。
メンドクサイと思って手を抜いたその瞬間に、思いもよらない事態が起こって、結果として、その作業にかなりの時間を費やさざるをえなくなってしまったとするなら、ものすごく効率がわるくなってしまう… そうですよね?
それに、もし身体への影響があったとすれば、最悪の場合取り返しがつかないことにもなり得ますし、事業としての存続も危うくなってしまう可能性だってあります。。
何気ないその作業の一瞬が、〝天〟と〝地〟ほどの明暗を分けてしまうのです。 とするなら、初めから、手を抜かず、丁寧にきちんとすれば効率よく作業ができるというわけです。 そうすることで、品質も保てるはずです。
そうそう、昔からよく言われている
急がば回れ。
ほんと、的を得た言葉ですよね。

あと…
丁寧にすることと、時間をかけることは同義ではないので、その点にも注意が必要ですよね。 「早く丁寧」にが理想です。
逆を言えば、時間をかけなければならないところには、きちんとその時間を費やす。 要は、なんでもかんでも、一辺倒でというわけではなく、メリハリとか、要所要所とかという判断がいるということです。
実は、ちょっとやらかしてしまったので、反省をこめて。
(閲覧注意になるんで画はふせときますね。笑 たまーに、やらかします。 十数年前は、数針縫うようなのをやりました。(^_^;) 反省が足らないのかも。 苦笑)
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