例えば、生産現場で工場に機械を導入した時に、どうもしっくりこないとか、なんか勝手が違うなどという違和感に近い感覚がある場合です。
それは機械の導入を決める際に、機械という〝単体〟で考えてしまった所為かもしれません。
どんなに高性能・高機能な機械を導入したとしても、それを単体で捉えてしまうと、その性能は発揮できないのです。
では、その性能を引きだし、活かすためにどうすればいいでしょうか? それは…
まず、機械の導入を考えた時点で、その生産現場を全体で捉えてみるということが必要になってくるのです。
現場にとって、その機械の役割はなんだろう?
現場にとって、その機械が入ることで人やモノの流れはどう変わるのだろう?
現場にとって、その機械の位置づけはどうなるのだろう?
そういった事柄を少し俯瞰してみるということが大切です。
どんなに高性能な機械であれ、それは生産現場のひとつの “部分” でしかないという視点で見てみれば、どう使えばいいか? そこに携わる人の動きをどうすればいいか? という 〝流れ〟 が見えてくるはずなのです。
実は、機械を創るときも同じなのです。